2016年10月現在、為替(FX)市場は大きな値動きが発生しています。
7月から10月の値幅をみても、動きが比較的穏やかな通貨であるドル円も100円台前半から104円台中盤という値動きをみせています。
こういった乱高下が激しいタイミングになると「リスクが高い!危険だ!」ということになりますが、じつは変動率が大きいときにこそ「小額で初めて稼ぎたい!」というFXユーザーにとってのチャンスです。
ここ3ヶ月の例で見てみましょう。
通常のロット(口数)は1万ですので、ワンポジションにつき1円動くだけで1万円の上下が発生します。つまり、うまく100円台後半のときに保有し、104円まで我慢できていたらそれだけで4万円儲かったということです!
もちろん逆に動いていれば4万円損していたということでもありますが、「この価格になったら損失を確定して決済しよう」とロスカットを設定していれば大きな損失にはなりません。要は、やり方ということですね!
もしFXでリスクを抑えたいのであればレバレッジを控えめに、そして売買の際はロスカット注文を入れておけば、リスクは大幅に減らすことができます。
ただし、別記事にも記載されている「スリップ(すべる)」には注意が必要なので、どうしても気になる方は安定した大手業者にサブ口座を開設することも検討するべきです。
では実際に、価格が激しく上下しているときの短期売買戦略と中-長期売買戦略の例をみてみましょう。
まず短期売買。
これはシンプルです。さすがに4円は一日で動くことはほぼないですが、3-5銭(0.3-0.5円)ぐらいでしたら今の相場状況では平気で上下します。それを狙って買い・売りを入れ、「上下どちらかに0.3円動いたら決済」という注文をして放置しておけば、いつの間にか決済されています。これをコツコツと積み重ねていけばいいわけですね!
ちなみに「上に○○円、下に○○円動いたらそれぞれ決済」というのは、FXのOEC注文というものを使えば簡単に行う事ができます!はじめは慣れない操作で戸惑うかもしれませんが、扱えるようになればかなり便利なのでおすすめです。また価格変動の上下を狙うという関係上、なかなか口座残高の変更が激しい方法ですので、10分の1の1000通貨売買(一口4000円からドル円がはじめられます)ができる「外為どっとこむ」などでトレードをすることも検討してみましょう!
次に「中-長期売買」。
これはシンプルに、「こういう方向に進めば円高or円安だ!」という風に予測を建て、あとは放置するだけです。
例えば最近のイベントでしたら、最も注目されているのは11月にアメリカで行われる大統領選です!
「クリントン氏が大統領になれば円安ドル高(100円から→105円の方向)、トランプ氏が大統領になれば円高ドル安(100円から→95円の方向)になる!」と予測されています。仮に、「今のところはクリントン氏が有利なので、ドル円を買って円安ドル高に供えよう!」という方針で購入をすれば問題ありません。上手くいけば数週間放置しておくだけで2-3円の値動き分利益をとることができるかもしれません。
プロであればこういった予測は独自におこないますが、FXをはじめたばかりでわからない!ということでしたら、他の方(プロのトレーダーなど)のブログやニュース記事なども参考にしてみてはどうでしょう。投資はあくまで自己判断・自己責任ですが、自分なりに他の方の意見を参考にして運用を行う事で経験も増えますし、知識や意欲も沸いてきます!もし上手くいって儲かれば、さらにうれしいですね!
以上です。よく巷で言われる「リスク」とは、投資の業界では「変動率」のことです。例えば「○○円、損をするかもしれない・・・」というのは裏を返せば「逆の方向に売買をしていれば、○○円儲かった!」ということになります。FXは手軽に売りからも、買いからも入れるので収益機会を均等に得られるのがFXが愛される要素の一つでもあります。
皆さんも激しい変動率相場を利用して、FXにチャレンジしてみましょう!